『truth』




「好きよ」
シリウスの隣に座り込んで、リリーが笑顔で言った。
「・・・ジェームズに言ってやれよ」
驚くわけでもなく、慌てるわけでもなく、シリウスは冷静に返す。
2人きりのときに発せられる言葉に、シリウスも慣れたのだ。

「私が言いたいのはあなただもの」
リリーはシリウスの横顔を見つめる。真っ直ぐに、どこを見ているのかわからない横顔を見つめる。

「私が好きなのはあなたなのよ」

ゆっくりと、シリウスはリリーのほうに顔を向けた。

「オレにどうして欲しいんだよ・・・」
本当に困り果てた表情で。
そんなシリウスに、リリーは笑顔を深める。
「何もしてくれなくていいわ。ただ、聞いて欲しいだけ」

そんなリリーの言葉にシリウスは先ほどより困った顔をして。

「ねぇシリウス」

「・・・・・・・」


「好きよ」
笑顔で、笑顔を浮かべて言う。

「・・・そうかよ」
ぶっきら棒に答えるシリウスに少し苦笑して、顔をそのまま近づけた。

「あなたがジェームズのことを好きでも、私はシリウスが好きよ」
消えそうな声でそう呟き、瞳を瞑ってシリウスに口付けた。










愛してはだめ
これ以上はだめ
泣いたりしたらだめ

愛したりしたら、これ以上好きになったら、彼の前で泣いたら、
彼は、困るだろうから。



“好き”でいよう
“笑顔”でいよう




嗚呼、神様、彼が世界で一番幸せになれますように。





―――――――― 
ジェリリ大好きです。(主張)(バカップルな感じが大好きです)
ジェシリも大好きです。(かなり萌えです)

でも
リリシリも好きなんです


             以上!(逃走

好きだけど叶わない恋だから身を引こうって。
そんな感じのリリーさん。

テスト期間にノートに書いた小説です。(笑)