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「やぁ渋谷!来ちゃった、てへっ」 「あ?え、村田!?お前どうしたんだよこんな時間に!っていうか可愛い子ぶっても気持ち悪いだけだぞ」 「失礼だなー。ここは今流行の萌えーってところだぞ?」 「もう流行ってないから。というか今の村田のどこに萌え要素が」 「いやー。渋谷くんったら萌え要素とか言ってオタクー!」 「お前が萌えとか言い出したんだろ!おれはオタクじゃねぇ!…で、お前どうしたんだよ、こんな時間に」 「こんな時間って、渋谷。まだゆく年くる年始まったばっかりだよ?何、もしかて寝てた?」 「寝てねーよ。起きてた。でも11時半なら結構深夜だろ?」 「んー。ほら、年明けじゃん?なんか家に一人でいるのも暇でさー。渋谷で遊ぼう…いやいや。……渋谷と一緒に、過ごしたいなって思って」 「最後だけかっこつけても。っつかお前さり気に問題発言してね?何、おれで遊ぶって」 「いやだな渋谷。細かいこと気にしてたらモテないよ!そんなんじゃいつまでたっても年齢イコール彼女いない暦だぞ!」 「うるせーな!!…ってかお前家に一人なのか?ご両親は?」 「仕事が忙しいらしいねー」 「うわ、寂しいな」 「別にー?毎年そうだし」 「へぇ。んじゃ今年はおれん家で一緒にカウントダウンしてけよ!そのまま泊まってけって!」 「えーそんな年越しそばまで悪いよー」 「お前居座る気満々だな。いや、いいけどさ。おふくろなんか張り切って凄い量のそば作ってたから食べるの困ってたんだよ。村田も食べてけよ」 「うれしいけどさ、渋谷。僕もノリノリでさっき答えちゃったけど本当にいいのかい?折角の家族団らんなのに」 「あ?別にいいって。お前おふくろのお気に入りだし、文句言うやついねぇよ」 「ははは。美子さんは渋谷家で一番強いからねぇ」 「そうなんだよ…。まぁ村田も折角来たんだしさ、早くあがれよ。寒いだろ?」 「んー、それじゃあ。お邪魔しまぁーす。本当悪いね、渋谷」 「いいっていいって。おふくろー。年越しそばもう一個用意してー」 「あらぁー。健ちゃんじゃない!どうしたのこんな夜更けに」 「美子さん、こんばんわ。夜分遅くに失礼します。家に一人でいるのが寂しくて人肌求めて彷徨っていたらこちらにたどり着きました」 「おい、何かおかしいぞその表現」 「家に一人って、健ちゃん。ご両親は?」 「仕事に行ってます」 「年末なのに大変ねぇ。ほらほら健ちゃん。ここ座って、いっぱい食べてってね!もうウチの男たちったら全然食べてくれなくて!」 「それはおふくろが作りすぎたせいだよ!食べても食べても減らないんだよ!」 「弟のお友達。ちなみにいつまでウチにいるつもりだ?」 「こんばんは渋谷のお兄さん。相変わらずメガネーズですね」 「意味が分らないぞ弟のお友達。ゆーちゃんとカウントダウンして初日の出見て初詣いってこたつでみかん取り合って『もう、お兄ちゃんの意地悪』って言われる権利は譲らないぞ」 「何だよその権利!!そんなことおれしねぇよ!!」 「やぁーねぇ、しょーちゃん。折角来てくれたんだから健ちゃんも一緒にカウントダウンして初日の出見て初詣行ってこたつでみかん取り合って最後はみんなで仲良く食べさせあいなさいっ」 「だからおれ勝利と初日の出見る予定も初詣行く予定もなければこたつでみかん取り合ってそんなことするつもりねぇから!」 「うーん。僕としては一緒にカウントダウンして初日の出見て初詣いってこたつでみかん取り合って最後は僕が勝って落ち込んでる有利くんに僕が隠し持っていたみかんをあげたいです」 「きゃー突き落として持ち上げるのね!んもう、健ちゃんったら罪な男!」 「そんな、美子さんの美しさの罪に比べれば僕の罪なんてまだまだです」 「きゃー健ちゃんったらお上手!ほらほらもっと食べなさい!」 「ありがとうございます」 「ってか村田お前何ひとのおふくろ相手にくさいこと言ってるんだよ!親父はそれでいいのかよ!?」 「嫁さーん。やっぱこれそば多いよ…」 「いいから食べる!食べ物粗末にしちゃいけません!」 「……(ずーずー)」 「親父…っ!」 「ほらほら渋谷泣かない泣かない」 「元はといえば誰の所為だろな…」 「んもう。そんな顔されるともっと苛めたくなっちゃうぞ」 「うわああ!勘弁勘弁!いいからもっと食えってほら」 「あ、悪いねぇ渋谷」 「ゆーちゃん!そんなやつのご飯のお手伝いなんてしなくていい!むしろ俺の手伝いをしてくれ!俺の専属のメイドさんになって…!」 「消えろ勝利」 「うわぁ、渋谷。これが真のオタクってやつだね!」 「うるさいぞ弟のお友達」 「っていうか2人ともうるさい。ほら、鐘の音聞いて煩悩なくせよ」 「お兄さんはちゃんと聞いたほうがいいと思いますよ」 「弟のお友達こそちゃんと聞いたほうがいいと思うぞ」 「だから2人ともうるさいってば!」 「みんな仲良しさんねぇ」 「おふくろのその感想は間違ってる!そして親父は本気でそばと格闘しすぎ!さっきから何も喋ってないじゃんか」 「もう渋谷うるさいよ。ほら、そろそろ0時だよ!」 「よし。カウントダウンするぞゆーちゃん」 「ほらほら渋谷ッカウントダウンだよ!」 「…ああもう今年最後なのに何でおれこんなに疲れてんだ…」 「10!9!」 「8!7!」 「何でそんなに気、合ってるんだよお前ら…」 「ほらほら渋谷もっ」 「ほらほらゆーちゃんもっ」 「あーもうはいはいわかったってば。腕掴むなって放せよおいこら振り回すな!」 「6!5!4!」 「3!2!1!」 「あけましておめでとう!ゆーちゃん!」 「ハッピーニューイヤー!渋谷!」 「そして最後はバラバラなんだな…お前ら…」 『渋谷家+村田家長男』 ――――――― ノリだけで書いたどれが誰のセリフなのかがんばって考えて読まないといけない読む人に優しくないSS(笑) |