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頭がくらくらする。 酸素不足で、少し苦しい。 立っていることが辛くて、白石の背中に手を回して縋り付けば、白石が小さく笑う感じがした。 なんやねん。誰のせいでこんなことになってると思っとんねん。 「ふぁ、はっ…」 白石が少し離れた瞬間に酸素を求めて口を開くが、すぐにまた塞がれてしまう。 苦しくて、でも気持ちよくて、身体に力が入らない。 ようやく離れた時に、混ざり合った唾液が糸を引いて、凄く恥ずかしい。 身体に力が入らないのと恥ずかしさで、白石の肩に額を乗せた。 息がなかなか落ち着かなくて、今も苦しい。 目も少し潤んでいて、視界がぼやける。 そんな俺を気遣うように、白石の手が俺の背中を擦った。 「ユウジはほんまにかわええなぁ」 「うっさいわ…ボケ…!」 そうしみじみ言われたから、なんだか凄く恥ずかしくて。 苦しい息の中叫んだら、また小さく笑われた。 そもそもおどれはなんでそんなに平然としとんのや!俺はこんなにも酸欠で苦しいっちゅーのに! 「なぁ、ユウジ」 呼吸も落ち着いてきて、大きく息を吐いた時に名前を呼ばれた。 「なに」 「もう一回、してもええ?」 「な…っもう少し待てや…!」 「無理。待てへん」 「俺かてまだ苦し…んっ」 せっかく整った息はいきなり口を塞がれたことによってまた乱されてしまう。 待て言うとるのが分からんのかこいつは! 苦しい。 また頭がくらくらする。 「しら、いし…っ」 少し離れたので抗議の意味をこめて名前を呼べば、凄く嬉しそうに微笑まれた。 …それは、反則やろ。 「ユウジ、好きやで」 ……あかん。凄くきゅんとしてもうた。 恥ずかしくて嬉しくて、頭に血が上ってしまう。今絶対顔赤いで。恥ずかしすぎる。 「うー…」 顔を逸らして思わずうめけば、また白石が小さく笑う感じがした。 「ほんまに可愛すぎるわ」 そう言って俺の顎を掴んで、再び唇を重ねる。 酸素不足で苦しい。 恥ずかしすぎて苦しい。 嬉しすぎて、心臓破裂しそう。 頭が、くらくらする。 『くらくらする全てに』 ―――――――― 別にくらくらは洒落とかそういうつもりはないですよええないですよ(何 白石は常にユウジに可愛いって言ってればいいと思う |